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  • 体調がよくなったからといって、その病気が完全に治ったとは限りません。
    病状が一時的によくなったように見えても、服用を中断すればまた元に戻り、前よりも悪い状態に進む恐れもありますので完全に治ったかどうかは医師の診断によるべきです。

    たとえば、高血圧治療剤では一時中断するとその後リバウンドで血圧が異常に高くなり、前よりも病気が進行することが多く気をつけなければなりません。

  • 同じ症状が出たからといって同じ病気と単純に判断してはいけません。
    症状が似ていると思っても同じ病気か、別の病気かの判断は医師にまかせるべきです。同じような症状であったとしても、薬の効果や薬に対する反応はその時の身体の状態によって相違があります。

    医師の診断によって投薬される薬はその人・その時の病状に適合するよう選ばれ配合されたものです。
    使い残しの薬を自己判断で服用することは避けなければなりません。

  • 同じような薬を別々の病院からそれぞれもらっていることがあります。
    その場合、全部飲むと同じような薬を通常よりも多い量を飲んでしまうことになります。

    また、薬と薬のとの間には薬の効果を互いに弱めたり、逆に強めたりすることもあります。
    ですので、2番目以降にかかる病院の医師や薬剤師に今自分が飲んでいる薬・使っている薬を伝えることが必要です。市販の薬についても伝えるようにしてください。
    お薬手帳の利用をおすすめします。

  • 錠剤の中には外側からは同じように見えても持続性をもたせるために、中にはいくつかの層に分かれていたり、小さな粒がつまっていたり、特殊な加工をしているものもあります。
    その場合、つぶしてしまうと一度に効いてしまい、持続性はなくなり効き方も強くなります。
    つぶしてもよいか否かは、薬剤師にお尋ねください。

  • 水なしで飲むと、喉や食道に引っ掛かったり、気管に入る危険性もあります。
    寝たままで飲むのも、喉や食道に薬が長く留まったまま溶けてしまい、喉や食道に潰瘍ができることもあります。

    薬は体を起こし、少なくともコップ半分の水で飲むのがよいとされています。痛風の薬や下剤は、多めの水で服用するように指示されますが、この場合は、コップ1杯以上の水で飲むようにします。

    薬を飲むのに一番よい飲物は白湯で、胃の温度を下げず薬の吸収もよくなります。
    逆によくないのはお茶・牛乳・ジュース・酒などで、これらに含まれるタンニン酸・カルシウム・酸・アルコールが薬の成分と結合したり分解を起こしたりして薬の効果が弱まったり、また逆に強まったりもします。